ラウンドデビュー

ゴルフは朝の早いスポーツです。スタート時間は、早ければ8時前から。30分〜1時間前にはゴルフ場に到着しておかないといけないので(受付や着替え、練習のため)、季節にもよりますが、夜が明ける前に家を出ることになります。しかも、カンカン照りだろうが雨が降ろうが、よほどの悪天候でない限りプレーは決行されます。それでも、ラウンドの前日は楽しみで仕方がないんですよね。「ゴルフは大人の遠足」とはよく言ったもの。他のスポーツではまず考えられないことです(個人的な所感)。

ただ、ラウンドデビューは相当緊張することになると思います。「ちゃんと練習通りできるだろうか?」「同伴プイヤーに迷惑をかけないだろうか?」「マナーは大丈夫だろうか?」いといろ不安に思うことも出てくるでしょう。緊張するな、というのが無理な話ですが、できるだけリラックスして本来の力が発揮できるよう、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。

ラウンドに必要なもの

ラウンドには、クラブやボールの他、さまざまな小物が必要となります。ゴルフ場でレンタルすることも可能ですが、使い慣れたものでプレーできるように、忘れ物には注意しましょう。

まずクラブについては、ゴルフのルールではキャディバッグに入れられる本数は14本までとなっています。ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターなどで組み合わせて14本以下にするわけですが、たとえば絶対にドライバーを入れないといけないという決まりはありません。長いクラブは初心者にとって難しいため、自分が自信を持って打てるクラブを使って無理をせず着実にボールを前に進めればいいのです。ただしパターは必須です。

ゴルフクラブイメージ

次にボール。練習場では必要ありませんが、ラウンドでは持参することになります。OBでボールをなくすことを想定すると、最低でも20球くらいはあった方がいいでしょう。新品は高いので、最初はロストボールを購入されることをお勧めします。

その他、ボールをティーアップするためのティーは、長いタイプ(ドライバー用)と短いタイプ(フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン用)の2種類を用意。グリーン上でボールをマークするためのマーク、グリーンの修復に使うグリーンフォークも必要です。

それらをキャディバッグに入れて持っていきます。自分のキャディバッグには必ずネームプレートをつけておきましょう。プレー前とプレー後はゴルフ場のスタッフがキャディバッグを運んでくれるので、ネームプレートがないと困ってしまいます。また、小物などはカートの荷台に乗せられるバッグ(カートバッグ)に入れておくと便利です。

服装について

ゴルフは「紳士のスポーツ」と呼ばれ、ドレースコードも定められています。ただ、そのルールはゴルフ場によって違い、フォーマルさを求めるゴルフ場もあれば、カジュアルでもいいゴルフ場もあります。事前にゴルフ場のホームページでチェックするか、電話で確認しておきましょう。

行き帰りのウェアについては、ジャケット着用が原則。シャツは襟付きで、ジーンズやスニーカーはNGのゴルフ場が多いです。

ゴルフウェア photo:バーバリー

プレー時も基本は襟付きのシャツで、夏場はポロシャツ、冬場はタートルネックのシャツの上にウィンドブレーカーを着用する人が多いです。シャツの裾はパンツの中に入れます。パンツはスラックスが推奨され、スネが出るショートパンツはNGの場合も。また、安全対策(打球事故の防止)のために、帽子やサンバイザーの着用が義務づけられていることもあります。ゴルフグローブ(手袋)、ゴルフシューズも忘れずに。底がツルツルのスニーカーでは、スイングの際に滑っていまいます。加えて、レインウェアも用意しておいた方がよいでしょう

ゴルフウェア photo:エディトゥール

ラウンドメンバーへの心配りも

ゴルフのラウンドにおいては、マナーを守り、ラウンドメンバーへの心配りを忘れてはいけません。「ゴルフのマナーはややこしくて面倒くさい」と思っている人も多いかもしれませんが、基本的な考え方はとてもシンプルです。自分のプレーや行為によって他のプレーヤーやコースに迷惑を掛けないようにする。ただそれだけなのです。

たとえば、ショットしたときにフェアウェイの芝をはぎとってしまった場合。その穴を「ディボット穴」と呼びますが、仮に後ろの組で回る人がその放置したディボット穴にボールを入れてしまったら、ショットしづらくなってしまいます(基本救済は受けられません)。「自分がプレーする前の状態よりも、コースの状態をよくしてプレーを終えるべき」という過去の名プレーヤーの格言もありますので、ディボット穴は目土を入れて修復するようにしましょう。グリーンでラウンドメンバーのパッティングライン上を歩かない(スパイクで芝をつぶさない)、というマナーも同様の考えです。

また、ゴルフはプレーファースト(素早く一定の時間内でプレーすること)が原則です。自分がもたついたせいで、プレーの進行が遅くなったとします。この場合、待たせているのは一緒にプレーしている同じ組の人たちだけではありません。後ろの組でプレーを控えている何十人ものプレーヤーに影響します。そのためにゴルフではスロープレーは厳禁とされていて、プロの試合でもスロープレーは処罰の対象になっています。

全ゴルファーがラウンドデビュー経験者。空振りやOB連発も気にすることはありません。最初から完璧なゴルファーなんていないのです。面倒だと思っていたマナーもいつのまにか体に染み込むもの。練習場でドライバーが半分くらいの確率で前に飛ぶようになったら、ウェアや小物を準備して思いきってラウンドデビューを果たしましょう。